目次
GA4とは
2020年10月に登場したGoogleアナリティクス4プロパティの略称でGoogleアナリティクスに追加された新しいシステムです。
そもそもGoogleアナリティクスとは
2005年に登場したGoogleが提供する無料で使えるアクセス解析ツールのことです。
WEBサイトへのアクセス状況をいろいろな視点で分析できます。
- WEBサイトへはどう訪問したか(SNS?バナー?広告?外部リンク?)
- 最初に見たページ
- どのページを見た
- ページの閲覧数
- 離脱したページ
- 訪問した時間帯
- 訪問時に利用したデバイスの種類
このようなユーザーの情報・行動を収集していきます。
Googleアナリティクスで何ができる?
WEBサイト内でのユーザーの情報・行動を収集し分析することで、WEBサイトの改善に役立てることができます。
- 現在のサイトの状態を把握する
- 課題や問題を見つける
- 改善策を立案する
主に上記3つの内容が分析結果から見えてきます。
今までのUAとGA4は何が違う?
計測の考え方が変化
今までのGoogleアナリティクスのUA(ユニバーサルアナリティクス)はページの直帰率・平均閲覧ページ数・ユーザーの滞在時間などを軸に1セッション(サイトに訪れて離脱するまでの動き)中の行動データを分析、計測していました。
UAではWEBサイトの計測のみしかすることができず、アプリを計測するためには別のツールを活用し、別々に計測することが必要でした。
異なるデバイスやアプリ、WEBサイトをまたいでしまうと、同じユーザーの行動なのに…別のユーザーのセッションとして認識されてしまう可能性がありました。
UAはリスティング広告(検索バー下などにある文字で構成された広告)の計測にはとっても向いていたのですが、近年はスマートフォンを使う人が増え、使用する色々なアプリのディスプレイ広告(テキスト・画像・動画で構成された広告)からWEBサイト・アプリに訪問するなどユーザーの動きが複雑になっています。
先ほど触れたように、UAではWEBサイト内でのみ計測でき、アプリについては別のツールを使用しないと計測できず、WEBとアプリ、デバイスが変わったら別のユーザーのセッションになる可能性があるので、一人のユーザーの行動が複雑になる程、細かい分析が難しくなってきました。
GA4ではWEBサイトとアプリのデータを統合して分析ができ、イベント単位(クリック数・スクロール数・動画再生数など)で計測します。
WEBサイト・アプリどちらで閲覧しても一人のユーザーとして認識します。
色々なデバイス、アプリやサイトをどう経由して商品の購入したかなど、行動が多岐に渡るユーザーに適応した計測に変化し、1ユーザーの行動分析がしやすくなりました。
- セッションとは
- 一定の時間内にユーザーがWEBサイトで行った一連の操作単位のこと。
WEBサイトを最初に訪れたところから離脱するまでをセッションと呼ぶ。
- イベントとは
- イベント(行動)トラッキング(追跡)のこと。
クリックなどユーザーがとるアクションを計測するということ。
GA4の特徴
WEBとアプリをまたいで測定可能になりました
UAまでのアナリティクスでは、アプリの計測は別のツールを入れて計測する必要がありましたが、GA4では、WEB内計測とアプリ内計測ができるようになりました。
これによりWEBとアプリのデータを一括で計測でき、WEBとアプリでまたがるサービスのデータ管理がしやすくなリました。
ユーザーごとに計測します
ユーザーがどのデバイスで、WEBサイト・アプリで、どんなイベントを起こしたかで計測します。
機能学習が導入され、ユーザーの今後の行動を予測できるようになりました。
収集したデータの蓄積と解析が可能になり、現状のGA4では「購入する可能性」「離脱の可能性」「収益の予測」などを予測することができます。
プライバシー重視のデータ収集ができる
ユーザーのプライバシーを守り、データを収集します。
UAからの変更点では、ユーザーデータの保存期間が半永久的に保存可能だったのに対し、GA4では最大14ヶ月となりました。
まとめ
WEBサイトをより良いサイトにするためにアナリティクスを設置するケースが増えています。
UA(ユニバーサルアナリティクス)を入れていて、GA4の設置はまだのサイトもまだ多くあるかもしれません。
UAの場合、2023年7月で計測が終了、2023年12月で利用ができなくなります。
残念ながらUAで解析した過去のデータをGA4に移行することはできません…
GA4への完全移行まで一年を切りました。
今のうちにGA4を設置してデータの計測をスタートさせておきましょう!
D-WebでもGA4の設置に対応することが可能です!
ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。